六甲おろしに、颯爽と・・・

阪神タイガースの応援歌にも歌われる「六甲おろし」。

嘉宝蔵の屋上から六甲山を臨む

嘉宝蔵の屋上から六甲山を臨む

今日もここ、神戸・灘の嘉宝蔵で吹いています。

六甲おろしは、もちろん六甲山から振り下ろす北風のことです(写真の真ん中で、横たわってみえるのが六甲山です)。

この地形的な条件が灘を銘醸地にしたことは有名です。

というのも、神戸・灘地方は東西に連なる六甲山系と、その裾野に広がる狭い平野と間近に臨む瀬戸内海という位置的関係から、秋から春にかけての酒造りが盛んな時期になると、冷たい北風が平野部に吹きおろされてくるという環境をもたらしました。

それがなぜ酒造りに適しているのかというと、

1.六甲おろしという冷たい北風が吹くことにより、蔵内が低温でしかも清澄な雰囲気となるということは、雑菌の繁殖を抑え、有用微生物(乳酸菌や酵母)の純粋培養という酒造りの目的に適っている。

2.また酒造りに用いられる蒸米を放冷するのに、六甲おろしは効果的であった。その為、(適度に調湿された)良質の原料加工処理が可能となった。

つまり、六甲おろしは天然のエアコンの役目を果たしてくれているというわけです。

そのため、灘の酒蔵の構造は、東西に長く建てられているのが特長であります。

「嘉宝」の洗米後の放冷

「嘉宝」の洗米後の放冷

 

嘉宝蔵では、仕込みに使われるお米の洗米後の放冷では、こんな感じで蔵の南北へと広げられているのが時折みられます。

ちなみに、これは嘉宝蔵で仕込まれる「嘉宝」という山田錦100%使用の純米大吟醸酒を仕込む為の準備です。

 

 

 

 

極寒の中、嘉宝蔵では手仕事による洗米作業が行われています。

「嘉宝」の洗米作業

「嘉宝」の洗米作業

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