1/14~1/18 木下隆行さんの回

松本:今週も常連客の春風亭一之輔さんと一緒に、素敵なゲストのお話を伺います!

一之輔:今回のゲストは、お笑いコンビTKOのボケ担当、木下隆行さんです。プロフィールをマスターから!

松本:1972年1月16日大阪生まれ。4人兄弟で育ち、中学の同級生である木本 武宏さんとお笑いコンビTKOを結成。1990年、松竹芸能に入り、関西を中心にラジオやテレビなどで活動の幅を広げ、4回東京進出を試みるも失敗。2006年、最後の東京進出と決め、キングオブコントで決勝進出を果たし、一躍、全国の人気者に。個人の活動としては、俳優として数多くのドラマや映画に出演し、演技力が高く評価されています。

一之輔:そもそもお笑いの世界に入ろうと思われたのは?

木下:14歳の頃から友達だった相方とローラースケート場で出会いまして、当時から滑っていました(笑)。18歳になり、お笑いでもやってみようかと盛り上がって。大阪には、松竹と吉本と2大お笑い事務所があり、たまたま相方が松竹の芸人募集のチラシを持ってきたんです。そのチラシに森脇健児さんが出ていて、「ここだったらいけるじゃないか?」と思ったのが始まりですね。あっ、これは相方が言っていたんですよ(笑)。

一之輔:同期は多かった?

木下:300人いましたね。それがどんどん削られて、1組に。それから4回東京に進出しようとするのですが、どうもうまくいかない。どうしたものかと思っていた矢先、毎晩、お風呂で顔の体操をするんですが、鏡を見ていたら、自分の表情が鶴瓶師匠に似ていることに気がついて、夜中の3時に、相方に写真を送って、「このネタはいける! これでまた東京に行こう」と言ったのです。

一之輔:それで、その鶴瓶師匠のネタはどうなっていったんですか?

木下: テレビでちょくちょくやらせてもらうようになりまして、「鶴瓶さんはどう思うの?」と司会の人に話をふってもらえるようになったんです。それから半年ぐらい経って、鶴瓶師匠の楽屋に挨拶に行きまして、「師匠のモノマネをやらせてもらっています。挨拶遅くなり、すみません」と謝りました。怒られるかと思ったら、鞄からメガネを取り出して、「偽物のメガネでやっても偽物の芸や。本物でやりな」とメガネをいただきました。

一之輔: へえ~、そんなことがあったんですね!

木下:3万5000円のメガネですよ。なぜ知っているかというと、ある時、営業先でそのメガネを置き忘れてしまって、自分で同じものを買いに行って知りました。

一之輔:木下さんは役者さんとしてもご活躍ですよね。きっかけは?

木下:「爆笑レッドカーペット」という番組に出たのを脚本家の三谷幸喜さんが見て、新聞に僕達のことを「TKOは僕が2時間でやりたいことを1分半でやっている。脅威だ」と書いてくれたのが始まりです。僕ね、それが嬉しくて震えましてね。思わずテレビのスタッフに伝えたら、同じ番組に出演できるようにセッティングしてくれまして、三谷さんの楽屋に挨拶に行ったら、「3年後の映画に出てよ」と言われていたのです。社交辞令だなと思っていたら、本当に3年後、オファーがきました。それが「ステキな金縛り」という映画です。

一之輔:2011年の映画ですね。

木下:夜の7時から6畳ぐらいの部屋に呼ばれましてね、深夜2時ぐらいに部屋に入ってきたのが夫婦役をやる深津絵里さんで。「これはドッキリなのでは?」と思ったのですが、そんなことはなくて。

一之輔:それから「半沢直樹」など、大ヒット作によく出ていますよね。ところでお酒はお好きで?

木下:好きですね。後輩と飲みにいくと仕事の話になりますが、説教くさくならないように気を付けています。僕も先輩方によく連れていってもらって、鶴瓶師匠と若手の頃に飲んだ時に、「危機感を感じる」といわれていたのが、印象的で。若手の僕にそう言うということは、どれだけ厳しい世界なのかと。実際、僕も、この話を聞いた数年後にストレスから顔面麻痺をやりまして。たまたまその時、医療ドラマをやっていて、専門用語を覚えるのがストレスだったのかも。

松本:さて、このほろよい亭のルールで、実現の可能不可能は関係なく、この人とお酒を飲みたい、という人をゲストの方にお聞きしています。木下さんが一緒にお酒を飲みたい人はどなたでしょうか?

木下:4年前にフレンチブルドックを飼い始めまして、女の子でここちゃんというのですが、ここちゃんと飲みたいですね! 本音を聞きたいですね。「俺に飼ってもらってどう思っているのか?」聞きたいですね。

一之輔: いいですね~。ところで、TKOのコントはどうやって作っているんですか?

木下:みんなでワイワイやりながら、考えていきますね。グループワークが中心です。見ている人が共感できるような、分かりやすいネタを考えるようにしていますね。 松本:TKO、そして木下隆行さんの今後の様々な活動についてはオフィシャルサイトをご覧ください。それではほろ酔い気分になりましたので、このへんで。