11/17~11/21 純名里沙さんの回

今日のゲストは女優の純名里沙さんです。
3月15日大阪府生まれ。1990年、宝塚歌劇団に首席で入団、初舞台で異例の抜擢を受け、翌年にはヒロインを演じました。宝塚在籍中にNHKの朝の連続小説「ぴあの」で主演を務め、またテーマソングも歌い注目を集めました。1996年退団、その後も幅広くご活躍されています。

宝塚に在籍中にドラマに出るのは珍しいことですよね。
「そうですね、とっても異例のことだったようです。遥くららさんが昼のドラマに出られていたことはあったのですが、NHKの朝の連続小説は初めてのことでした。でも舞台を1年近くお休みしてしまったので、帰ってきたときは不安で。初舞台よりも膝ががくがくふるえて緊張しました。周りの嫉妬ですか?それは落語会でも芸能界でも、どこでもあることだとは思いますが…私はプレッシャーを楽しむことができなかったんですよね。開き直って図太く楽しめたらどんなによかったか、と思います」。

この世界に入るきっかけは?
「両親が中学の教諭なのですが、その教え子がアマチュアのミュージカル劇団に通っていて、舞台を観に行ったことがあったんです。初めて生のミュージカルを観て全身鳥肌でした!観終わった時に『私、ここに入りたい!』と言いました。宝塚に入る方はみんな、3歳くらいからバレエなどの教育を受けている人が多いんですが、うちは両親が厳しかったので、高校は卒業しなさいと言われていたし、高校に入るまで声楽も習わせてもらえませんでした。宝塚の試験は中学3年から高校3年まで4回しかチャンスがないので、高校2年生のお正月に1週間泣いて両親に頼んで、3月の試験まで付け焼刃の練習をして臨んだら、1番で入ってしまって。試験を受けられることが嬉しくて、プレッシャーもなかったのかもしれません」。

純名さん、好きなものがいくつかあるとか。
「お酒も好きですよ。記憶がなくなる、なんてことは今まで一度もありませんが。私かわいくないんです(笑)自分の限界もわかるし、ちゃんと帰ってちゃんとお風呂に入ってストレッチして寝ますから。崩れてみたいんですけどね。あとは飛行機の中が好きです。地球から離れていると、くよくよすることや悩みなどがどうでもよくなっちゃう気がして。自分ってなんてちっちゃいんだろうって思えるんです。退団を決めたのも飛行機の中。課題に対して答えを出す場所でもあります。森や山の中も大好きです。屋久島に行ったのですが、台風の後でたくさんの葉っぱが落ちている。でも上を見上げると木についている葉っぱもたくさんあって、人生の哲学のように感じてしまいました」。

お酒を飲む機会はありますか?
「もちろん。人とお出かけするときはお酒を飲みたくなりますね。私は陽気なお酒で、ただ楽しくなります。人もおしゃべりも好きなので。一緒に飲みたい人?懐の深い人…おじさんと飲むと楽しいかな。おじさんって、ちょっと女性の部分も出てくるじゃないですか。だから女性の気持ちも理解してくれて寄り添ってくれる気がして。例えば京都に旅行に行ってタクシーの運転手さんがおじいさんで、ちょっとタンスのにおいがする感じなんていい!人生の知恵を教えてもらえるようで、私きっと質問攻めにしちゃいますね」。

お仕事のお話を聞かせてください。
「宝塚退団後、オーケストラとのお仕事をたくさんさせていただきました。東日本大震災の後に心の中が空洞になってしまって、自分はなにをしたいんだろうって考えたら、音楽活動がしたい!という思いが湧いたんです。そして今まで自分が好きだった曲を並べてみたら、共通してあった名前が笹子重治さんのお名前でした。早速笹子さんのライブに行って楽屋にお邪魔し、『一緒に音楽をやらせてください!』とお願いしました。今年は笹子さんとのクリスマスライブもやらせていただきます。今後の夢は、今の自分の声を素直に出せるようなアルバムをつくること。人に喜んでもらえるような歌い手でありたいと思っています」。

純名里沙さん、ありがとうございました。