12/25~12/29 床嶋佳子さんの回

松本:今週のゲストは、女優の床嶋佳子さんです。9月23日福岡県福岡市生まれ。6歳からずっとバレエを続けられ、1986年には全日本コンクールシニア部門で優勝。その年、ミュージカルで主役を演じたのをきっかけに、27歳の時にバレエダンサーから女優に転身されました。1991年、安田成美さん主演のドラマ「ヴァンサンカン・結婚」で女優デビュー。それ以降「検事・霞夕子」「天国の恋」「警視庁・捜査一課長」など多くの連ドラや2時間ドラマ、映画、舞台に出演されています。透明感あふれる容姿と、そのスタイルの良さは、男性女性問わずたくさんのファンから支持されています。

一之輔:お着物の役柄も多いですよね。ファンの方も着物姿がたまらない、と。

床嶋:みなさまそう言ってくださるんですが。私が想像するに、バレエで体幹ができているから、姿勢の良さが着物の着方にでるのかなと。今でこそ着物、なんて言っていますが、学生時代は女子校の応援団長。裸にサラシ巻いて大声でやっていたんですよ。

一之輔:バレエを始めたきっかけはなんですか?

床嶋:テレビで「白鳥の湖」を見たことなんです。母も姿勢が良くなるしいいじゃない、という感覚で。でも小学校1年生から雨の日も風の日も母は必ず送り迎えしてくれましたし、父は大好きなゴルフをやめてバレエのためにお金を使ってくれて。

一之輔:バレエダンサーから女優さんになる転機は?

床嶋:バレエミュージカルをやるということで、バレエと歌と演技ができなくてはいけないのですが、バレエダンサーに歌を教えた方が早いだろうということで、私にお声がけいただき(笑)。歌も演技も全く初めてだったので、初日はガクガクでしたね。女優転身について父は「女優もいいんじゃないか」と。視野が広かったんですかね。でも母は徹夜して衣装を縫ったりして私をサポートしてくれていたので「バレエをやめるなんて!」と大反対。今は一番のファンになってくれていますが。

一之輔:その美しさの秘訣は何かあるんですか。

床嶋:私、「美しさは背中から」と思っているんです。背中が丸まっていると老けた印象になるじゃないですか。タオルを使ったエクササイズをやっています。

一之輔:お酒についてお話をお聞きします。お酒はお好きですか?

床嶋:好きですねえ。強いですよ(笑)。もうこの歳になると自分の限界もわかっているのでベロベロになることはありませんね。お酒だけを飲むというより、お食事と一緒にいただくのが楽しいです。帰り道から「あれを作って…」とイメージしてお料理をセッティングして、いただきます!と。今日の日本酒なら、やっぱりお刺身でしょうかね。いつもしその葉を1パック買って来て、香りを楽しみながらいただくんです。

松本:さてこのほろよい亭では、実現の可能不可能に関わらず、この人とお酒を飲みたい、という人をあげてもらっております。

床嶋:若い頃のロバートレッドフォードです。昔の映画を見ていると、かっこいいですよねえ。素敵だなあと思います。現実的にいうと…猫をたくさん撮影されている岩合光昭さん。猫をあれだけ追いかけて撮るって、とても大変。猫目線だし猫のペースに合わせて、かつ光の具合なども考えながらどれだけの時間をかけて撮影されているんだろうと。そんな裏話をお聞きしてみたいです。

一之輔:最後にお芝居、演技について。床嶋さんのお芝居の原点となった俳優さんがいらっしゃるとか。

床嶋:山崎努さんです。2時間ドラマで、よく喧嘩する親子の役で共演させていただいたことがあるのですが、その当時私は監督から「アップが撮れない」と言われるくらい、笑顔ができず顔が引きつっているような感じだったんです。そんな時、言葉ではなく内面で深く表現する山崎努さんとご一緒させていただいたことで、学ばせていただくことがたくさんありました。若いうちにそういうことを学習させていただけたことは貴重ですよね。今の若い人に私が演技指導?とんでもない!この歳になると、かえって自分の演技がわからなくなる時もあり、ナチュラルに演技するのが上手な若い方を見て、尊敬しちゃうんですよ。やってみたい役は嫌〜な役。いびる姑とか?コミカルにやってみたいですね。