3/20~3/24(最終回) 一之輔師匠と松本アナの回

今週はわたくしオーナーの松本ひでおと、常連客の春風亭一之輔さんと二人でお送りしたいと思います。
松本:来週、小学館から出る新刊「いちのいちのいち」について、お話伺っていきたいと思うのですが。新進気鋭の写真家キッチンミノルさんとの共著ということで。

一之輔:被写体とコラムが私、写真をキッチンミノルさんが担当しています。キッチンミノルさんとは真打ち昇進の5年前くらいに雑誌AERAで取り上げていただいた時に知り合ったのがきっかけ。昨年1月1日から“1年間・1日中・一之輔”を追いかけた記録になっています。

松本:朝7時くらいのご家庭の様子から、仕事場への移動、楽屋、もちろん高座の写真まで、本当に1日中、ですね。思わずクスリと笑ってしまうようなご家族のやりとりも。

一之輔:ストレスでしたよ(笑)。

松本:本の中には1ヶ月の締めくくりごとに「一之輔の言い分」としてコラムも書いていらっしゃいますが、いいこと書いてるんですよね。「稽古は好きじゃない」というコラムが印象的でした。「稽古は好きじゃないけど、稽古はふりだしを作ることになる。稽古をしていないとふりだしに戻れない」と。

一之輔:そんなこと書いたっけな。

松本:カメラマンのキッチンミノルさんについて、どんな方なんでしょうか?

一之輔:もちろん格好いい写真も撮るんだけど、人間性がにじみ出るような写真を撮る人で。彼は落語家になりたかったけれど親に反対されて、大学に進学して。何かを表現したくてカメラ部に入ったことからカメラマンになったそうですよ。なんていうかなあ、人の心の隙間にすっと入り込むような人。うちの家族なんかすっかりなついちゃって、家族旅行にも行くくらいなんです。あと面白いのは笑顔の写真なんか撮らないんだよね。僕にも『遠くに10年後20年後の自分がいると思って見てください』なんて言って。

松本:本の中にも様々なエピソードが出てまいりますが、春風亭一朝師匠に弟子入りした時のお酒の話も。

一之輔:入門した時に「前座のうちはお酒とタバコはダメだ」と言われたんですよ。まあ、覚悟はしていましたから「はい!」と返事をして。すぐに「じゃあ飯でも行くか」といってラーメン屋さんに連れて行ってくれたんですが「どうだ、一杯」と酒をすすめてくれるんですよ。いや、前座のうちは…と断ったけど「俺の前ではいいんだよ」と言って飲ませてくれたんです。うちの師匠はどちらかというと放任で、任せてくれるタイプでしたね。

松本:この新刊を記念して、出版記念サイン会も行われるようですね。4月19日(水)八重洲ブックセンターで夜7時より。

一之輔:でっかい本屋さんですよ。こちらで本の販売とサイン会をやらせていただきます。

松本:また、今後の予定として、写真展も行われるとか。

一之輔:4月1日〜5月13日、東京三宿のギャラリー&レストラン「SUNDAY」で写真展やらせていただきます。

松本:詳しい情報など知りたい方は、一之輔さんのホームページ「いちのすけえん」をご覧ください。