12/19~ 木村克己さんの回

今週のお客様は日本酒スタイリストの木村克己さん。

1986年に日本人初のソムリエ国際コンクールに出場、それ以来外国の方から日本酒についてたくさんの質問を受け、答えられない自分に疑問を抱き日本酒の世界へ足を踏み入れたという木村さん。日本酒を楽しむための文献がないことに戸惑いつつも、自ら蔵元に足を運んで研究を進めたそうです。

日本酒の源はなんと遠く江戸時代までさかのぼるそう。「温度計などの計器がまったく存在していない時代に、江戸の人々はちゃんと麹を発酵させるなどして日本酒を造っていた。この感性はすばらしいものですよね。
そのころには1日1合くらい飲んでいたようです。こういう点では非常に朗らかに生きていたみたいですね」と木村さん。

江戸前のあさりや佃煮など肴と一緒に楽しんでいたという話もあるそうで…なんとも楽しそうな江戸の夕げが目に浮かびます。

日本酒と言えばやはりお燗。「ちょうど良いお燗は45度~50度。肉などこってりした料理には熱め、豆腐などさっぱりした料理にはぬるめがオススメ」だそう。

また「お燗にするというのは相手に対する愛情表現。あまり熱々なのは”とっとと飲んで早く帰って!”なんていう表れにもとらわれかねない(笑)」とのこと。
この微妙な温度ひとつが気持ちを表す…日本酒らしいエピソードですね。

一緒に日本酒を飲んでみたいのは「マラソンの高橋尚子さん。がんばっている彼女をねぎらってあげたいし、逆に元気ももらえそう!」。

日本酒を心から愛し楽しむ木村さん。どうもありがとうございました。