2005年12月

12/26~ 笑福亭鶴光さんの回

今週のゲストは笑福亭鶴光師匠。

オールナイトニッポン時代から「ニッポン放送の顔」のお一人としてもおなじみの鶴光師匠はもちろん日本酒大好き。
「ハタチではじめて飲んだお酒が菊正宗でしたわ。当時お師匠さんの奥さんが芸者でな、師匠の留守中に“そういえば今日は誕生日やね”と言って2階から三味線持ってきてちんとんしゃん~とね、そうしながらきゅっとお酒を2杯飲ませてくれて。帰宅した師匠は“人の女房に何しとる!”ってわけもわからず怒っとったなあ(笑)」。

仕事で北から南まで飛びまわる師匠、
「どの土地でもお酒は楽しみまっせ。中でも寒いとこの酒はうまい」と。

「鍋物が大好きで。肉でも魚でも野菜でもうまい旬のものをジャンジャン入れて熱燗のちょい手前のおネエちゃんを抱いた人肌くらいのお酒をちびり。これはイケまっせ~」。

なんとも鶴光師匠らしいお酒の表現ですが…おいしそうなのは伝わってきますね。

また「お酒は人同士のお付き合いを広げてくれるもの」と師匠。「『親友を悪友と呼ぶ仲の良さ』という言葉も友と楽しむお酒をうまく表しているやろ?」。

ぜひ一緒に飲んでみたい有名人にはご自身の師匠、6代目笑福亭松鶴師匠を挙げた鶴光さんですが「吉永小百合ゆうても高望み。ならもう叶わない師匠とのお酒が今一番望みやね」。

鶴光師匠、どうもありがとうございました。

12/19~ 木村克己さんの回

今週のお客様は日本酒スタイリストの木村克己さん。

1986年に日本人初のソムリエ国際コンクールに出場、それ以来外国の方から日本酒についてたくさんの質問を受け、答えられない自分に疑問を抱き日本酒の世界へ足を踏み入れたという木村さん。日本酒を楽しむための文献がないことに戸惑いつつも、自ら蔵元に足を運んで研究を進めたそうです。

日本酒の源はなんと遠く江戸時代までさかのぼるそう。「温度計などの計器がまったく存在していない時代に、江戸の人々はちゃんと麹を発酵させるなどして日本酒を造っていた。この感性はすばらしいものですよね。
そのころには1日1合くらい飲んでいたようです。こういう点では非常に朗らかに生きていたみたいですね」と木村さん。

江戸前のあさりや佃煮など肴と一緒に楽しんでいたという話もあるそうで…なんとも楽しそうな江戸の夕げが目に浮かびます。

日本酒と言えばやはりお燗。「ちょうど良いお燗は45度~50度。肉などこってりした料理には熱め、豆腐などさっぱりした料理にはぬるめがオススメ」だそう。

また「お燗にするというのは相手に対する愛情表現。あまり熱々なのは”とっとと飲んで早く帰って!”なんていう表れにもとらわれかねない(笑)」とのこと。
この微妙な温度ひとつが気持ちを表す…日本酒らしいエピソードですね。

一緒に日本酒を飲んでみたいのは「マラソンの高橋尚子さん。がんばっている彼女をねぎらってあげたいし、逆に元気ももらえそう!」。

日本酒を心から愛し楽しむ木村さん。どうもありがとうございました。

12/12~ 佐々木主浩さんの回

今週のお客様は今シーズンで現役を引退された大魔神こと佐々木主浩さん。
16年間の選手生活本当にお疲れ様でした、ということでまずは乾杯を。日本酒は地元・仙台のおいしいお酒を知ってから大好きになったという佐々木さん。もちろん肴も重要で、日本酒にはお刺身を合わせるのが一番の好み。仙台からちょっと離れた塩釜の生鮮市場で安くておいしいマグロや牡蠣をいただきながら一杯…。また仙台でしか獲れないという「ぶどうえび」も佐々木さんお気に入りの一つ。「ボタンえびより身が大きくてカラの部分が葡萄色。東京ではおすし屋さんも知らないくらい幻の味なんです」。
そんな佐々木さんでもお酒にまつわる苦手なことが…それは「乾杯の挨拶」。「小室哲哉さんの結婚式のとき乾杯の挨拶をすることになって。もう緊張しちゃって出た瞬間にアタマが真っ白!『忘れました!カンパイ!』でウケましたけど(笑)」。大の仲良しの松本アナの武勇伝(?)も数多く知る佐々木さんにこっそり暴露話を聞いたところ、なんとシアトルで試合前日に一緒に飲んでいたら松本アナが酔いつぶれ、「ホテルまでおぶって帰りましたよ!次の日の試合は足が少し張ってたかも(苦笑)」というなんともメーワクな逸話も飛び出しました。シアトルに散らばっている”旅の恥”をかき集めに行かなきゃ、なんてのんきな松本アナですが、これからは佐々木さんも現役生活の疲れを癒しつつ、不思議な男の友情はまだまだ続きそうな予感です。