2019年4月

3/25~3/28 春風亭一之輔さんと松本ひでおさんの回

松本:今週は今期最後の営業となりまして、常連客の春風亭一之輔さんと、さしのみです!

一之輔さんについて、改めてお話を伺おうかと。最近、「師いわく 不惑・一之輔のゆるゆる人生相談」という本を小学館から出されたそうで、さっそく買いましたよ!

一之輔:WEBマガジンで連載していたものの書籍化第一弾です。内容は、人生相談ですよ。

松本:あまり人の人生相談にのるようなタイプじゃないですよね!? この本は、写真家のキッチンミノルさんが聞き役で、対談形式になっていますね。そもそもこの本の元になっているWEBマガジンでの連載のきっかけは?

一之輔:40歳になったときに、孔子いわく「四〇にして惑わず」という言葉を思い出しましてね。40を機に、まっすぐ前を見ていこうと、思ったのですが、何か新しいことを始めようと思ったんですね。それで出版社の編集者と、もともとの知り合いだったキッチンミノルと話をして、人生相談をやってみようということになり、始まりました。そうしたら、悩める子羊たちが、集まってきましてね。片っ端からバリカンで毛を刈るように悩みを聞いていきました。この本、タレントエッセイ本のコーナーにありそうですけど、落語コーナーに置かれているんですよ。

松本:読んでみて、人生相談も面白いんですが、編集者とキッチンミノルさんと、3人のほのぼのした感じのやり取りがまたいいですね。キッチンミノルさんとは付き合いが長いそうで?

一之輔:そうなんです。僕が真打になった2012年に、AERAという雑誌の企画で、キッチンミノルさんに密着取材をしてもらいましてね。真打になる前と後の3~4ケ月間、カメラマンとして撮影してくれて、これが縁で仲良くなりました。

松本:キッチンミノルさんは、もともと噺家になりたかったそうで。

一之輔:そうそう。親に反対されたみたいで、それで大学でカメラマンの勉強をしてカメラマンになるんですが、この人、人の心に入っていくのがうまいんですよ。

松本:なるほどね。本を読んでみても、話が面白いのは、噺家になりたかったからなんですね。本では、「私は片付けが苦手で」「話がつまらないんです」など、22の悩みに、答えていますね。ほかにも、「社長がいつも股間に手をやっていて、その手で電話を取ったりするのが嫌」というお悩みがあったりね。

一之輔: あ~、それ覚えていますよ。どうしてもそれが許せなくて、どうしたらいいんでしょうかという悩みでね。これ、大きな会社の話ではなくて、15~16人の会社らしくて、業績はそんなに悪くはないそうで・・・。でも、その社長の、ずっと股間を触っているのだけが、相談者は許せなかったみたいでね。僕は、どちらかというと、この社長寄りの意見でね。業績がいいということは、何か秘訣があるんですよ。アットホームであるとかね。社長が股間を触っていることによって、穏やかで、社風がよくて、業績がいいかもしれない。だから、相談者さん、あなたが我慢しなさいと。だって、男の人って、あそこに手を当てていたほうが、小さい頃から穏やかになったりしませんか! 今も松本さんだって、ほら、股間に手を当てている!

松本:当ててないって!

一之輔:僕は当てていますけどね(笑)。あとね、中学生の女の子から「スクール水着は、どんなものを選べばいいですか?」というお悩みが寄せられたこともありますね。これは「僕が答えるべきではない」と答えましたけど。

松本:本の中では、お酒の話もされていますよね。

一之輔:実はこの本の対談、毎回、お酒を飲みながら、都内の居酒屋さんで、場所を変えながらやっているんですよ。だいたいお酒って、若い頃は全力投球するじゃないですか。でも40歳を過ぎると、最初からくたびれているんですよ。それもね、独演会などで打ち上げをすると、その場で、自分が一番年上ということも増えてきますね。その時の周りが気を使っている感じが、その場を面白くなくさせているんですよ。僕がいることで、この飲み会は、みんなに気を使わせてしまっていると。弟子としゃべっていても、ジェネレーションギャップを感じることもありますね。ドリフターズのメンバーを知らなかったりしてね。

松本:弟子が4人もいらっしゃるからね。そんな一之輔さんの新刊「師いわく 不惑・一之輔のゆるゆる人生相談」は小学館から絶賛発売中です! また一之輔さんは、この4月から毎週金曜日、朝八時、ニッポン放送にて「あなたとハッピー」を担当されることになりました! こちらもぜひご期待ください。それではほろよい気分になりましたので、このへんで。半年間、どうもありがとうございました。また秋にお会いしましょう!