播種

お米つくりといえば、まず田植えからと思われるかもしれませんが、田植えの前に苗を育てなければなりません。 苗を育てるには、まず種籾(たねもみ)を床土に播く作業を行ないます。これを播種(はしゅ)といいます。 播種の作業は、まず、山田錦の形質を受け継いだ優良な種子(種籾)を消毒し、浸漬させます。(写真1・2)

写真1・2 浸漬後、水切りした山田錦の種籾(たねもみ)
写真3 最近は、機械を使って、
苗箱に種籾を敷き詰めていきます。
写真4 苗箱作業風景。

種籾がハトムネ状態になったら、床土に播いていきます。現在では、苗箱という苗床を何枚も作っておいて、その上に浸漬した種籾を自動的に重層させる機械を用い、種播きした後(写真3)、それら苗箱を苗代(なわしろ)に敷き詰めていきます(写真5)。これから、35日間、苗を育てていき、草丈が15~20cmくらいの苗とします。

写真5・6 苗代(なわしろ)に苗箱を敷き詰めた後、
水を撒き、苗の生長を待ちます。
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