醸造実習研修日本酒通信講座

醸造実習研修は、酒販店、卸店様を対象とした酒造りの体験実習です。
菊正宗嘉宝蔵では麹、もと、醪造りなど伝統の酒造行程を身をもっての納得体験。
なかでも創業以来継承して今なお守り続けている生もと造りの行程は、他ではめったに出来ない体験といえます。
実習で必要な知識は事前の通信学習でマスターし、予備知識を持って実習に参加するため、短い期間でより内容の濃い実習が出来ます。実際の体験で裏打ちされた知識は、自己の販売活動において説得力と自信につながることと思います。
醸造実習研修会は、価格競争の時代にあっても品質にこだわり、本物(伝統)の酒造りを守り続ける菊正宗の”美味しさの秘密”を肌で感じ取っていただける、文化事業の原点です。


■実績
酒卸店・酒販店・料飲店関係者を対象として、昭和51年(1976)に開始。

■研修内容
事前学習: 醸造実習研修会向け日本酒通信講座(2科目)
酒造関連施設見学: 酒米工場、宮水井戸場
きき酒・分析実習: きき当て・日本酒度、酸度の分析実習
醸造実習: 菊正宗「嘉宝蔵」における酒造実習
鏡開き実習: 72L本荷樽を用いた呑みたて、鏡開き実習


■研修参加者の感想文ご紹介

(株)○○ 長崎様

今回の醸造実習研修会に参加して一番びっくりした事は、自分が思っていた以上に、昔ながらの造り方にこだわっているという事です。清酒の販売をしながら、大体こんな造り方だろうと想像していたのと全く違っていました。お酒造りは生き物を扱う様だと杜氏さんが言っていましたが、その意味が実際にわかりました。また、菰樽の出来る所など、普段見れない所も見れて良かったです。鏡開きはこれから販売を続けてゆく上で、すぐに役立つので助かります。これから、今までとは違った日本酒に対する意識を持って販売を続けていきたいです。これからも良い物を大切にしてお酒造りをして下さい。色々お世話になりました。ありがとうございました。

(株)○○○ 長島様

1泊2日という短い時間でしたが、見ること聞くこと全てが勉強になりました。あらゆる分野においてこれだけ機械化が進み人間の手が必要とならなくなっている中で、蔵人の方々の知識と技術が、手作業を通じて、多くの行程に生かされている事に感動すら致しました。今回そこに、わずかではありますが自らの手を加えさせて頂き、直に酒造りに関われた事がとても貴重な経験になりました。お話を伺った全ての方々が自分の仕事と「菊正宗」に誇りを持っていらっしゃるし、またそれを納得させてもらえたことがこれからこの業界に関わる人間の一人としてとても勉強になりました。 今後もぜひ人間の手による酒造りの伝統を守り、より多くの人々に日本酒が飲まれて欲しいと感じます。温かく指導を頂き貴重なお話を伺えた事を心より感謝致します。 ”酒はやっぱり菊正宗”これを標榜し、販売に従事しましょう。


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