お知らせ・最新情報

　菊正宗酒造株式会社（本社　神戸市東灘区、社長　嘉納治郎右衞門）は、神戸市東灘区の当社季節蔵“嘉宝蔵”内に、「菊正宗 盃展示館」を設立しました。
　当施設は、国税局によるインバウンド需要拡大を目的とした「ブランド化・酒蔵ツーリズム補助金」の活用事業です。“日本酒と酒器の世界へ誘う”をテーマとし、全国各地から収集した近世以降の酒器を展示すると同時に、酒造りの歴史・発展に沿って酒器の変遷を紹介しています。
　酒器は、酒質が向上し、様々な飲み方が普及するにつれて、素材・形状・大きさなど多彩な変化を遂げてきました。日本酒文化の発展とともに、酒器は進化したと言えます。また、展示室に併設するセミナールームでは、酒器による日本酒の味わいの違いを体験できる有料セミナーも行う予定です。酒器を通して、日本酒の奥深さ・楽しさを体感していただければと思います。
　既存の文化施設「菊正宗酒造記念館」「樽酒マイスターファクトリー」、そして「盃展示館」。酒造りを学び、樽職人の技を体感し、お酒には欠かせない盃の歴史や楽しみ方について触れていただく。３施設の融合により、集客力を強化し、日本酒の魅力をより深く発信していきます。
　新型コロナ終息後には、国内だけでなく海外観光客の誘致に繋げ、日本酒の海外認知度向上に取り組みたいと思います。一般公開は２０２２年４月上旬を予定しております。