灘から世界へ。

神戸・御影の地で創業以来、360年。おかげさまで、ここにひとつの円(縁)を結ぶことができました。時代を超え、菊正宗を支え続けてくださった皆さまに心より感謝を申し上げます。

ゆっくりと盃を含み、豊かな風土との絆を味わい、感じる。そんな「日本酒をたしなむ」文化は今、蕎麦前の粋な江戸スタイルからフレンチとのマリアージュまで自在に楽しむ、多彩な魅力を放っています。一方、発酵がもたらす自然の恩恵は、美容や健康にも貢献できることが知られるようになりました。

創業360周年。視界360度。ぐるりと見渡し、わたしたちは考えました。培ってきた発酵技術をさらに磨き、健やかな暮らしに貢献することで様々なボーダーを、超えてゆけるのではないか。国境を越え、未知の扉を開き、もっと暮らしに寄り添う存在になろう。

醸すとは、生み出す力。

六甲山に抱かれ、良い水と米に恵まれた灘の酒は、いつか世界のNADAになる。「灘から世界へ。」この清々しいスローガンを胸に、わたしたちは歩きはじめます。新しい空の下で、わたしたちが醸し出すのは未来です。

菊正宗酒造株式会社 代表取締役社長 第十二代 嘉納治郎右衞門

「創業三六〇周年。視界三六〇度。菊、パッと咲け。」スペシャルコンテンツへ