第5巻 品質管理

日本酒を美味しく楽しむためにぜひ留意して頂きたい
品質管理のポイントをご紹介します。

日本酒は新酒を約半年から一年間熟成させた後、濾過、調合し、ビンなどの容器に詰めて出荷されます。

但し出荷された後一定期間を過ぎ、貯蔵条件がよくないと、時間とともに品質が変化して、次第に風味が損なわれてきます。

日本酒の場合、貯蔵中の酒からちょうど飲みごろになったころを選び出してビン詰めしていますから、その時点が最高の状態であり、その後流通過程を経て消費されるまでの間は、変化ができるだけ少ないように管理する必要があります。

そこでこの巻では、日本酒を美味しく楽しむためにぜひ留意して頂きたい品質管理のポイントを、分かりやすく解説したいと思います。